櫃内夜月

櫃内夜月

「お兄ちゃんが好き、好きっ、好き、好き好き、好きなのぉっ! 好き、大好きっ!

 離れたくないのっ、放したくないの、ずっとそばにいたいのっ、ずっとそばにいて欲しいのっ!

 誰にも渡したくないの、夜月だけのお兄ちゃんでいて欲しいのっ、

 お兄ちゃんさえいればそれでいいのっ、他に何もいらないのっ!

 お兄ちゃんは夜月だけのなのっ、誰かのものになっちゃやなのぉ!

 他の人と喋っちゃ嫌、他の人に触っちゃ嫌、他の人を見ちゃ嫌ぁあ、

 他の人に優しくしないで、他の人のことなんか構わないで欲しいっ!

 お兄ちゃんが欲しいのっ、お兄ちゃんは夜月のなのっ! 好きっ、好きなの!

 ごめんなさい、ごめんなさい、本当に好きなのお……ごめんなさい、ごめんなさい!

 許してください、好きなんですっ!

 で、でも、夜月、もうお兄ちゃんの一番じゃなくていいから……

 そんなわがまま、言わないから……夜月のことなんか最後でいいから――

 だから、せめて夜月のこと、嫌いにならないでぇ……

 お願いだよ、そばにいてよぉ……

 夜月のこと知らないなんて、そんな酷いこと、いわないでよお!」


おそらく、現時点で最狂のブラコン。

『きみとぼくの壊れた世界』(著:西尾維新)。