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shanghai / ラノベ部 RSSフィード

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2011/01/18(Tue)

賀東招二コップクラフト3』(小学館ガガガ文庫賀東招二『コップクラフト3』(小学館ガガガ文庫) - shanghai / ラノベ部 を含むブックマーク はてなブックマーク - 賀東招二『コップクラフト3』(小学館ガガガ文庫) - shanghai / ラノベ部

太平洋上に異世界へ繋がるゲートが開き、往来が可能になったという設定で、妖精や魔法などのファンタジー要素が持ち込まれた現代社会が舞台のシリーズ。異世界ファンタジーの設定を取り入れつつ、日本人の刑事と、異世界の貴族である女騎士のヒロインがコンビを組むというスタイルはアメリカの刑事ドラマを意識している。

2巻までは別レーベルで出ていたのをリメイクしたものだったが、今回は書き下ろし。

この3巻ではヒロインのティラナが潜入捜査でハイスクールの生徒に成りすます、という話で、どちらかというと地味な刑事ものだった1巻2巻から一転して、賀東先生いきなりトバしすぎじゃないですか、と思った。が、読後の印象はかなり予想を裏切られる。このバランスの取り方はおそらく意図してやってるんだろうなぁ。

そもそも捜査する事件というのが、異世界人のお嬢様が薬物中毒で乱暴された状態の遺体で発見された、という一筋縄ではいかないものだし、舞台となる高校にしても、スクールカーストあり、最後はスクールシューティングありで、ある意味ラノベ的でない、あくまでもアメリカ的なハイスクールとして書かれている。

事件の意外な真相が明らかになる流れはセオリー通りだが、黒幕である犯人は魔法を使った犯行が立証できず逮捕されないまま終わり、一方で銃乱射(正確には連続射殺)事件を起こした少年は、情状酌量の余地があるように描かれながら現場で射殺される。最初に殺された少女も、本当は何を考えていてどんな娘だったのかは結局わからない――、という、あまりにも苦い余韻を残すハードな結末だった。ちょっとビックリしました。すごい。

  

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